CentOS6からCentOS7への移行

投稿者: | 2020-06-22

CentOS6のサポート終了


CentOS6のサポートが2020年11月で終了となります。そこで、本ブログ用に用意しているCentOS6をCentOS7への移行を行うことにしましたので、移行で必要な事項を纏めていきます。

WordPress移行で必要な作業


  1. CentOS7のインストール
  2. CentOS7の最新化
  3. 最新phpのインストール
  4. 最新MySQLのインストール
  5. 最新NginXのインストール
  6. WordPressのインストール
  7. ドメイン設定
  8. 最新pythonのインストール
  9. SSL設定

WordPress以外の移行で必要な作業


  • 最新Javaインストール
  • 最新Tomcarインストール
  • ハートビート設定
    定時でのメール送信

CentOS7のインストール


  • kagoya VPSにてCentOS7のイメージを作成

CentOS7の最新化


yum update

CentOSを最新化しておかないと、後続の各種設定処理が上手くいかないことがありますので、必ず最新化することをお勧めします。

最新phpのインストール


2020/06/22時点のphpの最新バージョンは、Ver7.4.7
https://www.php.net/」を参照

yumでphpをインストールするので、phpのリポジトリを管理しているepel-releaseをインストールします。

yum install http://rpms.famillecollet.com/enterprise/remi-release-7.rpm

phpの最新バージョンVer7.4.7がインストールできるか確認します。

yum info php –enablerepo=remi-php74

phpの最新バージョンVer7.4.7をインストールします。

yum install php –enablerepo=remi-php74

インストールされたphpのバージョンが、Ver7.4.7になっていることを確認します。

php –version

最新MySQLのインストール


MySQLの最新バージョンについては、下記サイトを参考にしてください。

MySQLの公式サイト

https://www.mysql.com/jp/

MySQLの最新バージョン

https://dev.mysql.com/downloads/repo/yum/

2020/06/23時点では、Ver8.1が最新バージョンとなります。

CentOS7の場合、mariadbがインストールされていることがあるので、mariadbがインストールされているかを確認します。

yum list installed | grep maria*

mariadbがインストールされている場合は、削除します。

yum remove mariadb-libs -y

公式 Yum リポジトリの追加します。MySQLの最新バージョンVer8.1を指定します。

yum localinstall -y https://dev.mysql.com/get/mysql80-community-release-el8-1.noarch.rpm

yum localinstall -y https://dev.mysql.com/get/の後ろは、下記のMySQL公式サイト(https://dev.mysql.com/downloads/repo/yum/)から確認することができます。

リポジトリの反映を確認します。

yum info mysql-community-server

MySQLをインストールします。

yum install -y mysql-community-server

「libstdc++.so.6」関連のエラーが多発しました。原因は、CentOS8用のリポジトリを登録していたことが原因です。

CentOS8用のリポジトリを削除します。

rpm -e mysql80-community-release-el8-1.noarch

[root@vXXXXXX ~]# rpm -qa | grep mysql*
mysql80-community-release-el8-1.noarch
[root@vXXXXXX ~]# rpm -e mysql80-community-release-el8-1.noarch
[root@vXXXXXX ~]# rpm -qa | grep mysql*

CentOS7用の最新バージョンVer7.3をリポジトリに登録します。

yum localinstall -y https://dev.mysql.com/get/mysql80-community-release-el7-3.noarch.rpm

リポジトリの登録状況を確認します。

yum info mysql-community-server

MySQLをインストールします。

yum install -y mysql-community-server

上記対応でも、エラーは解消しませんでした。

ちなみに、リポジトリの登録情報は下記に格納されています。

  • 全体の設定
    /etc/yum.confに記載する
  • リポジトリ固有の設定
    /etc/yum.repos.d/*.repo

CentOS7再インストールして、リポジトリを登録しようとしたところ下記エラーが発生して、リポジトリの登録ができませんでした。

[root@vXXXXX ~]# yum install https://dev.mysql.com/get/mysql80-community- release-el7-3.noarch.rpm
Loaded plugins: fastestmirror
Cannot open: https://dev.mysql.com/get/mysql80-community-release-el7-3.noarch.rp m. Skipping.
Error: Nothing to do

CenOS7を「yum update 」で最新化した後、再度リポジトリの登録を行ったところエラーが発生せず、リポジトリの登録ができました。継続してSQLのインストールを進めたところ、成功しました。

WordPressのインストール


WordPressのホスティング要件については、下記公式サイトを参考にしてください。